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性器ヘルペス・カンジダ・トリコモナス・コンジローマ

性器ヘルペス

再発を繰り返し、母子感染の可能性も。

ヘルペス
性器ヘルペスは、クラミジアに次いで多い性感染症です。
ヘルペスは水疱ができ、痛みやかゆみ、発熱を伴いますが、膣の内部にできた場合は自覚症状がありません

感染すると、ヘルペスウィルスは神経を伝わって、腰仙髄神経節というところに潜伏します。
そして、体調によって免疫力が弱まったときや生理のときなどに、皮膚や粘膜に水疱をつくります。

ヘルペスは再発することが多い感染症といわれています。
また、ヘルペスは性行為やオーラルセックスによる感染も見られます。
症状
女性は感染の機会から2~10日後に外陰部のかゆみから痛みを伴うようになり、水疱ができます。
強い疼痛があり、排尿が困難になることもあります。

かゆみや不快感、水疱などが主な症状ですが、膣内にできたときは自覚症状が乏しくなります。
約2~4週間で自然に治癒しますが、薬の服用で7~10日ほどで治ります。
ただし、ヘルペスのウイルスは疲労や生理、性行為がきっかけで再発することもあります。
男性も2~10日後に症状があらわれますが、いくつもの水疱が次第に破れていき、痛みを伴った潰瘍になります。
症状が出始めると、7日前後で最も重症化します。
潰瘍ができるのは包皮や亀頭、陰茎などに多く、1~2週間で自然治癒します
検査
発症しているときは外観から診断することが可能ですが、診断が困難な場合は水泡の細胞を採取して調べます。
膣内に発症しているときはオリモノが増加する程度で痛みも伴いませんが、すでにヘルペスを発症したことがある場合、いつもとオリモノの状態が異なるときは膣内で再発している可能性もあります
治療
治療

抗ウイルス薬を5~10日間ほど服用しますが、軟膏による治療が最適な場合もあります
治療によって症状がなくなってもウイルスが排泄されている可能性があり、治癒直後はコンドームの使用で予防します。

また、抗ウイルス剤の長期間の服用で再発を抑制する治療法があります。

カンジダ

妊娠しているとき、ピル内服時にかかりやすいのがカンジダです。

カンジダ
カンジダは酵母カビの一種で性感染症ではありませんが、カンジダの原因には、「性交渉の頻度が多い」「妊娠中」「糖尿病」「抗生物質やピルなどを服用中」などに発症するケースが多いようです。

健康時には炎症が起こりませんが、風邪、ストレス、疲労などによる免疫力の低下、体のバランスが崩れたときに発症します。
症状
軽度のときは自然治癒する場合もありますが、進行すると、強い炎症を伴って治りにくくなります。
特徴は、白い粥状のオリモノとかゆみです。

カンジダは膣内の糖分が多くなると繁殖します。
排卵が終わって次の生理までの間、妊娠中やピルを飲んでいるときに膣内のグリコーゲンが増えるので、カンジダになりやすいといわれています。
男性の場合、症状は亀頭から包皮にかけて赤くなり、かゆみ、恥垢の増加が見られます。
検査
細菌性膣症やトリコモナスの判別も必要になります。
これらは医師でも診断が難しいときがあり、自己判断は危険です。
症状があれば、早目に検査をおすすめします。
治療

カンジダの治療には、経口錠、膣錠などがあります。

カンジダは慢性化しやすく、高温多湿を好むため、陰部が蒸れないように清潔に保つことが大切です。

トリコモナス

中高年に多く、お風呂などで感染するケースも。

トリコモナスという原虫によって発症します。
性行為によって感染しますが、トリコモナスは感染力が非常に強く、家族内での感染やトイレの便座、浴槽での感染も見られます。

他の性感染症とは異なり、若い人たちばかりでなく、中高年にも幅広く感染者が見られるのが特徴です。
症状
女性の場合、性器に強いかゆみがあり、オリモノが増え、臭いを伴います。
また、妊娠中に感染すると、細菌性膣症の原因菌が子宮に入り込み、胎盤の炎症、羊水内感染によるお腹の張りや痛み、発熱、破水を引き起こし、早産の原因になります

性行為で感染すると、男性の場合は尿道や前立腺にトリコモナスの原虫が潜んでいることがよくあります。
感染して炎症を起こしますが、自覚症状はほとんどありません。
そのため、気づかないうちにパートナーに感染させてしまいます
検査
トリコモナスの検査は、オリモノと臭いで調べます。

潜伏期は6カ月以内と幅があり、感染しても症状が出ないケース多く、またパートナーにも不快感を与えるため、感染の心配がある場合は検査をおすすめします
治療
治療

他の性感染症と同じようにパートナーと同時の検査と治療が必要です。

女性に感染が確認された場合でも、男性は陰性と判定されることがあるので、女性が感染した場合、同時期にパートナーも治療することが原則です。

コンジローマ

自覚症状があらわれにくく、気づきにくいコンジローマ。

コンジローマ
コンジローマはHPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)の感染によって発症します。
性行為によって感染し、放置すると細胞は増殖し、腫瘍になります。
腫瘍は、ニワトリのトサカや乳頭のようなイボに見えるのが特徴です。
コンジローマは不衛生な状態が原因となり、包茎の人の発病率が高いようです。
症状
コンジローマの潜伏期間は1~6カ月といわれています。
女性の場合、大小陰唇、膣の周辺に腫瘍ができ、肛門の周りや尿道口にもイボができることがあります。
イボに痛みを伴うことはありませんが、軽いかゆみがあります。

男性の場合、陰茎、亀頭部、包皮、陰嚢に米粒大のイボができます。
痛みがないので見過ごしがちですが、放置すると徐々に増えて大きくなります
検査
コンジローマの検査は、基本的には視診で行います

コンジローマは皮膚の浅いところにウイルスが寄生するので、女性の場合、膣内部の粘膜を採取して検査しますが、男性の場合、症状があらわれていないと難しく、ウイルスに感染しても症状にあらわれない場合もあります
治療

コンジローマの治療は、外科療法と軟膏で治す薬物療法があります。
イボをレーザーなどで切除する外科的療法が確実ですが、切除してもウイルスの感染が残っている場合、再発することもあります。

コンジローマの予防で大切なのは、陰部を清潔に保つことです。
包茎の人はどうしても不潔になりがちですから、包茎治療を行うことも効果的です。

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